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たまには学生生活の話 ~研究室編~

近況

ちょろっと技術ネタの記事も書いていたのですが、未だ解決できないエラーがあります。 ちなみにPythonです。 なんとか解決してまともな技術ネタアップします。

今日は昨日の論文ゼミを以て3年生でのゼミに一区切りがついたので、自分が所属する研究室のことと卒業研究のことを書きます。

時間生物学って?

僕の所属する研究室は時間生物学の研究室であるといえます。

www.nobelprize.org

時間生物学というと、直近のノーベル医学生理学賞で聞いたことがある人もいるかもしれません。 ざっくりいうと体内時計のメカニズムを解明する学問です。

で、具体的に何やってるの?

特定の時間や周期で起こる生命現象がありますよね。 例えばヒトの場合はレム睡眠、ノンレム睡眠の睡眠周期とか、魚の場合は特定の月齢で産卵するとか。 そういうリズムはだいたい外部環境(日光、月光)を受け取ることが起点になってます。 体内で何らかの物質が合成されてそれがホルモンとして働いて臓器やらに働くことで起こるわけです。 どこで光を感じ取るのか?光によってどんな物質が合成されるのか?それをコードする遺伝子は何なのか? 、、と色々と謎がでてきますよね。 それを分子生物学的な手法(遺伝子を調べる)や免疫化学的な手法(タンパク質を調べる)を用いて調べていくのです。

なるほどわからん。研究室での生活を教えてよ。

普通の学部3年生は、卒論を書くためにたくさん実験して徹夜して忙しい、、、なんてことはないです。 研究室やその人のやる気にもよりけりですが。 僕の場合はたまたま、3年生の夏の仮配属のときから研究室に頻繁に来て長時間作業していたので、軽くこれやってみるかという感じでテーマが決まりました。 僕は他人と共同でやる、かつ内容が明確、かつ時間があればなんでもすぐやるので、すぐに実験に必要なサンプルを取ってきました。 あれよあれよと言う間に、教授に教えてもらいながら論文読んで実験していました。 普通は週に1回も来て、論文読むなりなにかしてればいいと思います。 教授は会議(出張含む)や来客対応、書類作成、論文執筆ばかりしているというイメージ。あとは少し講義。 ポスドクの人はたまに自分で実験をしたり、論文書いたり一番研究自体をやっている時間が長そうなイメージ。予算申請も結構してるかも。 院生は1年生のときは講義があって、あとは実験ばっかりしているイメージ。もちろん論文やら書類やらもあるとは思いますが。 作業があるときはみんな忙しく動いていますが、だらだらしたり、フットサルしたりしてたりもします。

実験ってどんな感じ?論文ってどんな感じ?

ものにもよりますが、準備から片づけまでするので僕の場合大体1回3時間くらいかかってますね。 半日使うこともあります。 解剖したり、何か液体を作ったり(正確に測る、慎重に動く)、分析なり保存なりしてくれる機械にかけるという感じです。 論文は必ず、イントロ、方法と材料、結果、考察、参考文献というフォーマットで書かれています。 なので、なれると非常に読みやすいです。 もちろん大抵英語ですが、文法は単純なので専門用語を調べるのがちょっと面倒くさいかな、という感じです。 内容の濃いものだと、参考文献も読む必要があったり、教科書でいろいろ知識を仕入れたりしないといけないです。

非常にざっくり、てきとーに書いてみました。